【イベントレポート】TEDxTohoku Universityに行ってきた
こんにちは、宮城で一番の意識の高い大学生、伊藤です。
さて今回は、こちらのイベントに行ってきました!
TEDxTohokuUniversityです!
TEDxとは…
TEDx was created in the spirit of TED's mission, "ideas worth spreading." It supports independent organizers who want to create a TED-like event in their own community.
TED HPより
つまり、「TEDの意志に共感した人たちが作ったTEDっぽいイベント」ですね。
イベントの運営自体にTEDは関わっておらず、すべて独立団体の人たちがおこなっているとのことでした。
と、それだけ聞くと「なんだ。勝手に開いてるだけかよ…」って思う方がいらっしゃるかもしれません。いやいやそんなことないですよ!笑東北大の学長が特別ゲストとして来ていたり、協賛の会社が何社もあったりと、本格的なイベントなんです!
詳細
日時:2018年4月8日 10:30-19:30
場所:東北大学青葉山キャンパス カタールサイエンスキャンパス
費用:一般6000円 学生3000円
ということで行ってきた
入り口には張り紙が。会場の誘導係の方から急かされます。
中の会場は、びっしりと人で埋まってました。とても国際色豊かで、三割くらいの人は外国籍の方だったと思います(これは他のTEDxにも無い特徴だそうです)。
イベントが始まると、最初に司会の方が2人出てきます。日本人と南アフリカ人の二人です。今回はスピーカーの方にも外国籍の方がいらっしゃいましたし、お客さんにも外国人が多いということで、その措置ですね。直前になって知ったのですが、同時翻訳のサービスも行っていたそうです。ヤバいな、レベル高い…。。
※もし、英語が聞き取れなくて不安だから来なかったという方がいたら、非常にもったいないです。来年はぜひ同時翻訳サービスを利用して来てみてください!
始まると、最初に行ったのはまわりの方との自己紹介です。三分間、周りの席の人とかお話をしました。
僕は、一番前の席のど真ん中が空いていたのでそこに座っていたんですが…
周りが全部関係者席で、スポンサーの方や東北大学総長と自己紹介しあいました笑
あそこに座ってよかったのか…真相は今でも謎ですが、まあ何も言われなかったので良しとしましょう笑(周りの方も良いって言ってたし)
(ちなみに僕は、総長の講義を去年の後期に受けていました。サクッと単位を落としたので、僕は東北大学総長から最後に落単を授かった生徒になります。超余談ですが。)
自己紹介の次は紙飛行機ゲームです。
自分の特徴を紙に書いて、紙飛行機として飛ばす。近くに来た紙飛行機をまた飛ばす。これを三分間ひたすらやり続けます。
イベント中に、相手が自分のことを見つけられたらプレゼントがもらえる…という企画でした。立って飛ばすので空気も暖まりますし、観客の緊張をほぐす意味でも最高のアイスブレイクだと思いました。めちゃ面白かったので、今後のイベント作りの参考にしたいです(; ・`д・´)
(ちなみにプレゼンとはステッカーでした!かっこよかった!)
一人目のスピーカー Jess Hallamasさん
最初は英語の先生として福島に来たスピーカー。福島に対して最初は良いイメージを持っていませんでしたが、福島に住むことでそのイメージが全く違うということを知りました。それ以来、東北の良さを外国人の目線から世界に発信するメディア「GO! GO! TOHOKU!」を作り、仙台に住む外国人たちと一緒に活動を行っているそうです。
なにより、日本に来る外国人のうち、東北に来るのは1%未満だという話が印象的でした。
メディアとのかかわり方っていうのは、SNS社会において最も重要な課題かもしれません。
彼女の作っているメディアはこちら
このメディアの面白いところは、「対応言語が日本語と英語だけじゃない」という所です。仙台にいる外国人が、彼らの国の言語で記事を書きます。そのため、さらっと見ただけでも中国語や(おそらく)ベトナム語などの言語で記事が書かれていました。もし周りに「東北に来たい!」と言っている外国人の知り合いがいたら、オススメしてみてください(*'▽')
二人目のスピーカー ケンタロ オノさん
日本で唯一の「日本生まれのキリバス国民」である県ケンタロ オノさん。地球温暖化を一番リアルに感じている国から来たということで、とても心がえぐられました。
「このままだと国がなくなってしまう。故郷がなくなってしまう。東北で東日本大震災を経験したみなさんなら、その辛さが分かるはずです。」と言われて、自分もハッとしました。何やら地球温暖化って言われすぎて、感覚がマヒしていたんですね。
夜中二時のフライドチキンを買わない。そんな些細な事でもいいからまずは初めてみる。そういう意識を持たなければいけないなと、背筋が伸びました。
ケンタロ オノさんについてのインタビュー記事はこちらです!
三人目のスピーカー 高橋彩さん
シェアハウスマネージャーのあやぱんさん。あやぱんさんとは二度目ましてだったんですが、ちゃんとお話を聞くのはこれが初めてでした。
シェアハウスマネージャーであるあやぱんさんは、5つのシェアハウスを管理されているそうです。
戦後の「素敵な人と出会う→結婚する→マイホームを買う…」という幸せの形は、バブルの崩壊や都市化によって崩れてきてる。自分の幸せの形を探すのが良いというお話だったのですが、共感しまくりでした。
生き方のテンプレはない。
名言です。自分もコミュニティや場を作る者として、非常に勉強になりましたm(__)m
こちら、あやぱんさんのブログです。
四人目のスピーカー Marty Kuehenertさん
楽天の初代GMを務めたり、東北大学や仙台大学の教授もされている方です。
本当に申し訳ないのですが、英語が聞き取れず、ほぼ理解できませんでした!m(__)m
同時翻訳サービス申し込めばよかったです!!!
マジですみません!!!
マーティさんのHPはこちらです
http://www.ismac.co.jp/english/profile/
動画を待ちます。。。
五人目のスピーカー 中村 憲一郎さん
7年かけて、目指してたwindows社に入った中村さん。一か月や一年という短いスパンでなく、10年目標を持つことの大切さを話していただきました。
また、夢の作り方には二種類あり、①積み上げ式と②夢から式があるそうです。①は、今の自分、やっていることから考える方法。しかし、あまりこれは良くなく、目線が狭くなってしまいます。
中村さんがオススメしていたのが、②の夢から式。しがらみを全部解き放って自分がやりたいことは?なりたいものは?と自問し、夢を作る。その夢から逆算してやることを決めていくというやり方です。
しかしその夢に向かうにあたって邪魔をしてくるブロッカーというものがあり、それは①現在の生活②周囲の目③もったいない
の三つだという話もされました。
理屈とアツさがどちらもあり、自分の夢について本気で考えるきっかけをもらったと思います。一度立ち止まって考えねば…。。
五人目のスピーカー 原陽介さん
東北大学病院に勤務されてるお医者さん。お医者さんとして以外にも、研究者や起業家としても活動されたりしてます。
一つの仕事に縛られない。仕事とはやりたいことの組み合わせであり、それが自分らしさを生み、価値になるという話をされました。あなたのやりたいことはなんですか?という問いかけに、自信を持って答えられたら人が、会場に何人いたのだろうと思います。
自分のやりたいことをやる。
シンプルですが、難しい道です。僕も、色々なことをやりながら生きていきたいと思ってます。そのため、原さんの話を聞き、何か応援されてるような感覚になりました。ありがとうございました!
六人目のスピーカー Gregory Trencherさん
ごめんなさい、同じく英語が聞き取れませんでした…(土下座)
英語でのスピーチは、事前にある程度の予習か、同時通訳サービスを利用するようにするといいです!
まとめ
以上です!プレゼンのひとつひとつが身になり、かつ、ここでは紹介しませんでしたが、間にTEDトークの動画が挟まれたりするので、TEDに触れるきっかけとしても面白かったです。また、ランチタイムには他の方と交流できたり、ランチタイムが終わった段階でくっそうまいウクレレの演奏を聞けたりと、学び以外の部分でも楽しめました。
うちのコワーキングで、TEDを使って英語を勉強する会とかやりたいなー(*´ω`)
あと余談なんですが、、予習なりなんなりしなかったのはもったいなあと強く思いました。
結果、僕は英語が聞き取れなかったので二人のスピーチが聞けませんでした。スピーカーは全員で7人(本当は8人の予定でしたが、おひとりがビジネスの都合で来れなくなったそうです)。7分の2損してる!!!!もったいない!!
懇親会での会話の種にもなるので、予習はした方が良いです。
もっと掘り下げた話もしたかった…。。
懇親会も楽しかったです
みなさん、もしTEDxに来るなら懇親会には来たほうが良いです!
というのは、そこでは、ほぼ全員のスピーカーさんと話すことができるからです。凄い人と仲良くなれるチャンスなんです。別途1000円かかりますが、まったく気にならないくらい貴重な経験をできました(*´ω`)
僕は、めっちゃ積極的にいろんな人と話したんですね。
その結果として、僕の場合、あやぱんさんのシェアハウスでのお泊りイベントに(日程が合えば)行くことになりましたし、原さんが今度勉強会をするときに誘っていただけることになりました。また、中村さん繋がりで新しい人につないでもらえました。
(あと、協賛で来てた酒屋さんに今度お邪魔することにもなったんです笑)
どうして、こんなに繋がりを持つことができたのか。みなさんが優しい方ばかりだったというのも理由の一つです。しかし、こういった繋がりができたのは、やっぱり僕自身が懇親会に行って積極的にいろんな方と関わったからです。
なかなか一歩踏み出せないという人は結構いると思います。でも僕は、ビビってたらもったいないと思うんです。だって、こんなにすごい人と話せる機会なんてそうそうないですから。
特に学生の皆さんは、絶対に懇親会に行って自分を売り込むようにしましょう。
ノーリスクでハイリターンを得られます。
めっちゃみなさん優しくて、写真も撮らせていただきました…。恐縮です。
懇親会に行った時の振る舞い方が分からない…という方もいらっしゃると思うので、今度、学生の懇親会での振る舞い方についての記事を書ければと思います。こうご期待!
本当のまとめ
行ってみて、すごく楽しかったです。↑で紹介したスピーカーさんの動画が、じきにyoutubeに上がるはず。その時を心待ちにしながらこの文章を書いています( `ー´)ノ
もしスピーカーの方や会場の様子について気になった方がいたら、TEDxTohoku UniversityのFacebookページを見てみてください。イベント前日のスピーカーの方からのメッセージや、当日の会場の様子が見られます。
↓Facebookページはこちら
あと、いつかはここに登壇してみたいです。最後に超私事でした。
今日はこれにて。ではでは。