16時間で自転車で往復190km走ったら、ちょっと幸せになった話【完結編】
この話は僕のGWチャリ旅の記録です。
前半はこちら。
二日目
ネカフェで朝を迎えます。
体を起こした瞬間…
「はうぁっ……( ゚Д゚)」
体中にアイアングラビレイを食らっているかのように重い。
※金色のガッシュ中にてブラゴが繰り出す技。強烈な重圧を相手にかける。
wikipediaより:ブラゴとシェリー・ベルモンド - Wikipedia
動けねえ…。
とりあえずトリコの最終巻を読みます。感動をありがとう、トリコ。
昨日のチャリ旅はおよそ8時間。あとどれくらいで男鹿半島まで着くのかなーと思ってgoogle mapを開きます。
「……。」
ええぇーーーーーーっっっw( ̄△ ̄;)wっっっっ
え、おかしくない?半分も来てないの???????いや確かに夜道は危ないからスピードセーブして行ったけど、それでもまだ全然来てないのかよ…
「……。」
とりあえずガッシュの最終巻を読む。感動をありがとう、ガッシュ。
うわー、どうすっかなー。そんな時にスマホを開いてみると秋田にいる友人から不在着信が。
電話。
(´・ω・`)「もしもし?」
( ^^) 「金ちゃん今どこ?」
(´・ω・`)「一関~…。」
( ^^) 「…。●●に変わるね~。」
(´・ω・`)「?? おっけー。」
|д゚)「金ちゃん?」
(´・ω・`)「何?」
|д゚)「帰るなら今のうちだよ?????」
(´・ω・`)「……。」
|д゚)「ちなみにこっちに来ても金ちゃんを乗せられるほどのスペースは車にない。」
(´・ω・`)「……。」
( ^^) 「(遠くのほうで)え、餌ってどうやってひっかけるの?」
(´・ω・`)「ん?」
|д゚)「あ、今釣りやってるんだよね」
(´・ω・`)「……。」
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僕にとっての男鹿半島は一関にあったということで良いのではないだろうか
— 金ちゃん@次はどこ行こ? (@tabiniikitai) 2017年5月4日
帰るか。(;´Д`)
友人からは「電車で来いよ」と言われていたんですが、なんか面白そうという理由で決行したチャリ旅。友人…ごめんねー(´・ω・`)
失意を胸に帰途へつきます。
朝飯に食べた吉野家の牛丼は、いつもよりつゆだくでした。
そして涙も流してスッキリして、「まあしゃーないべ」と気持ちを新たにこぎだしたその瞬間でした。
ボスンッ…
(´・ω・`)「ん?」
「…。」
ぷしゅううううぅぅぅぅぅっっっっ
あわわわわああああああああ( ゚Д゚)あああああああああああああああああああああああああ
パンクです。
もう一度言います。
パンクです。
前を見ます。
田舎です。
後ろを見ます。
田舎です。
パンク修理セットは持ってきていません。
もう一度言います。
うわあああああああああああ(;´Д`)ああああああああああああああああああああああ
もうだめや…。きっついわ……。
トボトボと自転車を押して田舎道を歩きます。
そんなときでした。
ぷしゅーーーーっ
( `ー´)ノ「お兄さん、パンクかい?」
バスの運転手さんが話しかけてくれました。
(´・ω・`)「はい、パンクで…。」
( `ー´)ノ「行き先のバス停から歩いてすぐのところに修理してくれるところあるから、乗りな。」
(´・ω・`)「え、いいんですか??」(輪行袋も持ってない)
( `ー´)ノ「緊急事態だからしょーがないよ(笑)」
「…。」
本当にありがとうございます。。。。。。。
人のやさしさがしみる…。
感謝しかありませんでした。
もとはといえば自分の準備不足なのに…。
お言葉に甘えてバスに乗せてもらって、着いた先でパンク修理してもらいました。
せっかく優しくしてもらったし、楽しんで帰るかー。
昨日も同じ感じでしたが、気持ちを新たにつらつらとサイクリングを始めます。
バス停にて。
バス停にてその2。
田舎道にて。
途中で寄った大衡村の道の駅。おにぎりがめちゃめちゃうまくて感動しました。
途中でフォルムチェンジして、カズレーザーばりの赤さで4号線を激チャしました。
自転車パンクして焦ったけど、なんとか仙台帰れそう…。
— 金ちゃん@次はどこ行こ? (@tabiniikitai) 2017年5月5日
ちなみに今は、こんな格好で国道4号の古川付近を南下中です。
真っ赤っかです。
見つけたら声かけてね。 pic.twitter.com/7htE4Mruvk
極楽湯にて湯につかりました。
家に着いた時にはもうすでに6時過ぎ。
日が長くなったなぁ…
なんて感想をつぶやきつつ玄関に倒れこむ私。
もう二度としたくない。でもリベンジしたい。
ふたつの思いがぐーるぐると頭の中を駆け巡りながら、意識がぷつんと切れました。
まとめ
人のやさしさに触れて、自然の大きさに触れて、ちょっぴり幸せになれた今回の旅でした。またやるかなー…。どうすっかなー。色々な反省がありながらも楽しかったので、前向きに考えたいと思います。
では、今回はこれにて!読んでくださりありがとうございました。
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